バイオレメディエーションとファイトレメディエーション
昨日書いた秋の年会3件のうちあとの2件はJmo版分子コンテンツの紹介。一方はこれまでのChime版からの移植で,もう一方は新作で話をするもの。発表資料から引用すると以下のようになる。
- Jmol版への移植コンテンツ(10月・函館で発表予定)
- HIVとエイズ(詳細情報 & PDBデータ例) | 同(エイズ薬の例)
- 鳥インフルエンザ&新型インフルエンザ情報
- 抗生物質・抗菌剤/耐性菌/院内感染
- SARSと抗ウイルス薬
- 話題の制がん剤(抗がん剤)
- 「予防原則」を取り上げた本から ─“科学技術と社会”を考える
- 地下鉄サリン事件から10年
- 生体分子のかたちの不思議
- 生体分子の構成元素 | 英語版
- コドンと遺伝暗号表
- P450データ集 | 英語版
- 膜貫通タンパク質データ集 | 英語版
- βバレル型膜タンパク質データ集
- 抗がん剤開発と標的タンパク質
- ノイラミニダーゼ立体構造予測データベース(理研)のデータより
- 科学未来館展示のタンパク質
- タンパク質中の20種類のアミノ酸 | 英語版
- 抗生物質分子データ集
- 農薬分子データ集
- 温室効果ガス
- 二酸化炭素と水の分子振動
- 甘味物質の秘密
- 香りの分子事典
- 水溶性ビタミンと脂溶性ビタミン
- 代表的な高分子
- 界面活性剤の種類
- 染料の種類
- 新規指定または指定予定の麻薬
- ダイオキシン類の毒性等価係数(WHO-TEF)
- バイオレメディエーションとファイトレメディエーション
- 環境ホルモンと疑われている化合物リストの例
- はっ水剤・難燃剤の生物体内蓄積性(PFOS類,PBDE類,HBCD,リン系難燃剤)
- 化学物質過敏症・シックハウス情報
- フラーレン
- 抗うつ剤の分類
- ADHD薬
- 低用量ピル
- Jmol版新作(11月・新潟で発表予定)
こうやって見ると,いろいろなツールの力があったとは言え,なかなかの大仕事だったと自分でも思う。検索で上位に出るものも多く,Chime版ではエラーになる懸念があったがこれでかなり回避できているのではないだろうか。
なお,上の中で「バイオレメディエーションとファイトレメディエーション」は,以下のニュースなどもあって急遽移植に取り組んだもの。今朝9時くらいから昼食もとらずに2時くらいまでかかってしまった。
上掲アニメ画像は初期表示のPDBデータ1LKDにより今ほど作成したものであるが,PCB(●が塩素;2005/11/24の記事も参照)という人間にとって有害な人工化学物質も微生物に分解してもらわなければならないという状況に関心を持って欲しい。