秋の仕事の総括と新薬開発ゲームソフトの企画

ecochem2006-12-03

この10月・11月は学会発表その他のイベント参加が5件あり,ずっとその準備等に追われていたような気がする。ようやくその報告ページが出揃ったので既報を含めて紹介しよう。

4件目の情報化学討論会・構造活性相関シンポジウムの報告は先ほどようやく作成したもので,少しばかり自作コンテンツへのリンクも載せているように関心のあるテーマの最新情報をライブで聴きことができて大収獲だった。ポスター展示している時にも,私のコンテンツを見ている方々からいろいろご意見をもらうことができ,励みになった。両学会の会員ではなかったので新潟開催を知らなかったのだが,発表申し込み締め切り前日にメールで教えてくださったN先生に感謝する次第である。
さて,そうやって多忙にしている間に手をつけられなかった仕事などがいろいろあるのだが,そのうちの一つがその併催学会参加報告の内容とも関連する進行中の企画。

ブログでアイデアを公開して,賛同者を募ろうというユニークで頼もしい試みである。著名なフリー分子ソフトWinmostarの作者であるSさんなども応援しており,教材コンテンツ作成者でしかない私などは出る幕ではないが,ブログ作者からは協力要請メールをいただいて有り難いと思っている。と言っても,このような形での広報くらいしかお手伝いできないのだけれど。
私自身,分子と分子の相互作用や受容体研究の面白さにハマっていて関連コンテンツをいろいろ公開しているし,生体分子の面白さを広く知ってほしいと考えている身としては大変興味あるゲームで,これが流行ればより多くの人たちがバイオ分野に進んでくれることが期待される。是非大きな成果をあげて欲しい。
ただ,上掲報告ページにあるように受容体研究は多岐にわたり,受容体の動的な挙動や対応化合物の種々雑多さを思うと,どのようにテーマを絞っていくかが難しいところだろう。
開発ブログでは,関連する海外の無料ソフトの紹介などもしてくれているので,情報源という意味でも是非多くの方に見ていただき,参画者が増えるようにご協力いただきたい。