「現代倫理学事典」に見る現代

このところ矢継ぎ早にネット書店に本を発注しているが,一昨日は以下が届いた。Webサイトを開設して以来,環境問題,生命の問題,科学技術と社会,ネットと社会など,様々なコンテンツをつくりながら勉強せざるを得なかった一つの大きな側面を集大成してくれている。
現代倫理学事典

大澤真幸さん,加藤尚武さん,金森修さん,金子勝さん,岸田秀さん,北田暁大さん,佐倉統さん,立岩真也さん,長谷川眞理子さん,鷲田清一さんなど,見知ったお名前が並んでいるが,以下は『構成』の中で目についた項目とその執筆者の例である。

それぞれに書き手の個性が感じられ,書名からイメージするよりも刺激的な内容が多い。巻頭の「本事典を使いこなしていただくために」に書かれている『不正に手を染めるよう追い込まれたとき』などの処方箋もユニークである。
巻末には「ディレンマ集」「年表」があるほか,数は少ないが『国旗の意味』や『ネット上のリソースの利用と情報倫理』,『車内での化粧』などのコラムもあり,あちこち拾い読みする楽しみがある。

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