10/6-7は姫路で日本コンピュータ化学会年会(SPring-8など)

ecochem2007-06-28

秋季年会の要項が公表された。

第1日目午前には大型放射光施設SPring-8の見学ツアーが予定されているとのことで,是非参加したいと思っている。


SPring-8は和歌山の毒入りカレー事件で証拠物件の鑑定に用いられたことがマスコミで紹介されて有名になったが,タンパク質の立体構造解明でも多大な力を発揮している。以下はその研究成果例である。

上の画像は,この研究で明らかにされた肝臓がん遺伝子産物ガンキリン(gankyrin)/S6ATPaseドメイン複合体のPDBデータ2dvwにより作成したものである。
また,年会の特別講演の講師のお一人として矢野(山本)米雄先生のお名前があがっている。先生の著書,
実例パソコン 分子モデリング

に載っていたN88BASICプログラムで勉強し,その改変をお願いさせてもらっていろいろチャレンジしたことが現在の分子データ集公開につながっているという意味で,私にとっての大恩人である。手紙はやり取りさせていただいたがお会いするのは始めてで,いろいろなお話を聞かせていただけると今から楽しみである。以下はその改変プログラムで作成したなつかしい画像例である。