生体分子を1分子単位で見る:GFP利用から直接観察へ

今日見ていたニュースの中に,緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見で知られる下村さんのことが5ページにわたって紹介されていた。

2006/05/03の記事で紹介した書籍,

でもわかるように,生体分子の動態を調べるための目印として利用されたり,遺伝子組み換え実験の確認等のために“光る生物”を産出に結びついたり,極めて広範に利用されている。
最初は2001年に作成した自作コンテンツ,


GFPの例1hcjのChain A

に記載したように,英語版Yahoo!のカテゴリには,

があるのに日本語版にはまだなく,日本人の発見がきっかけになっているのに非常に残念な状況である。Wikipediaには日英双方がある。

ただし,英語版には下村さんの業績を讃えて作られたGFPタンパク質の特徴を象った彫刻の写真が載っているところがすばらしい。


分子を1分子単位でダイナミックに捉えたいという欲求については上掲書や,

など多数の本で語られているが,出たばかりの以下の研究などによって,着実に現実なものになりつつある。

生命の素晴らしさを教えてくれる新しい知見をこれからも楽しみにしたい。