東大寺二月堂のお水取り

この時期になると必ず写真入で紹介されるお水取り。学生時代友人と見に行くはずが急にいとこの結婚前の行事の手伝いを頼まれて果たせなかったことを必ず思い出す。

あかあかと燃え盛る炎は人の心を惹き付ける。現代では,要らなくなったものはゴミとして燃やすということになってしまっているが,昔は燃やすべきものとそうでないものがしっかり区別されていたのではないかと思っていて,いつから変化したのかというのは時間のかかる宿題。
一昨年暮れに高校生対象のセミナーに京都まで呼ばれ,会場にあった最新の計算機システムを見せてもらった帰りに京都をぶらついて二月堂も見ることができた。人間はいろいろなものを作るものだと思いつつ,炎に照らされた場面にやはり一度は立ち会ってみたいと感じた次第。