GWに読んだ本,GADV仮説,五角形
世間はGWだが,職場の締め切り仕事などもあって連日PCに向かうばかり。それでも夜中に目覚めたときなどに本を読む楽しみだけは失っていない(ブログを書くのも気分転換?)。で,最近読み終えた本のタイトルを列記。
- 「現代思想」,2006年2月号(特集:ポストゲノムの進化論),青土社 …bk1情報
- 例によって難解なのでほとんど斜め読み。池原健二さんの『生命はタンパク質の擬似複製から生まれた――[GADV]-タンパク質ワールド仮説』は不勉強にして初見で,早速ご著書を発注して今届いたばかりなので詳細は後日!
また,『自己組織化と進化――進化論はどのような理論か』を書かれた河本英夫さんの文章は以前も以下のコンテンツを作成するときにヒントにさせていただいたのだが,今回もpp.75-87に,六角形で構成されるカーボンナノチューブ先端の五角形(上図はC100の場合)と,サクラの花やヒトデ,人間の手など生物の世界の五角形の話が載っていた。
- 例によって難解なのでほとんど斜め読み。池原健二さんの『生命はタンパク質の擬似複製から生まれた――[GADV]-タンパク質ワールド仮説』は不勉強にして初見で,早速ご著書を発注して今届いたばかりなので詳細は後日!
- 村上龍 著・はまの ゆか 絵,「盾(シールド)」,幻冬舎(2006) …bk1情報
- 「13歳のハローワーク」の続編的絵本。『からだの中心にあるたいせつなもの』を信じる気持ちが残っているか,そしてそれが今の自分ではどうなっているか,問い直してみる。
- 椎名誠,「かえっていく場所」,集英社文庫(2006) …bk1情報
- 2003年刊行の文庫版。地球上を縦横無尽にかっ歩する時代を迎えたシーナ家の4人。それぞれに精神的な危機を抱える時機もあるシーナご夫妻を支えるのは離れてはいてもやはり家族。昨日はこどもの日だったが,一緒に過ごせた時期をわが家では大事にできていたかどうか振り返ったりしている。
- ダン・ブラウン 著,越前敏弥・熊谷千寿 訳,「パズル・パレス」(上),角川書店(2006)・(下) …bk1情報(上)・
- ご存知「ダ・ヴィンチ・コード」と「デセプション・ポイント」(2005/06/18に記事)の著者のデビュー作で,国家による情報監視という先見的なテーマを扱っているのはさすがだが,登場人物の行動などストーリー展開に無理を感じる部分もある。アクション場面など映画化をねらった作りという印象が強い。