[GADV]-タンパク質ワールド仮説

GWもあっという間に終わり,明日からまたいつもの生活に戻ります。
昨日予告した,池原健二さんの『[GADV]-タンパク質ワールド仮説』の解説本,
GADV仮説―生命起源を問い直す (学術選書)

  • 池原健二,「GADV仮説−生命起源を問い直す」,京都大学学術出版会(2006) …bk1情報

を明け方に読み始め,DNAやタンパク質の基礎から説明する入門書になっていることもあってすぐに読破。昨日紹介した「現代思想」2006年2月号の解説と読み合わせるといいでだろう。また,池原さんによる以下の論文でも詳細を知ることができる。

太古の濃厚な有機物スープの中で,触媒作用と情報伝達という二者の連携がどのようになされて地球型生命の基本システムが生成したのか,その道筋を推理する醍醐味に魅せられる。例えば自分と外界を区分けする細胞様の構造体がタンパク質で作れるかといった,いろいろな条件をクリアしなければならないことに改めて気付かされる。
2005/12/28に紹介した,以下の大作を参考にするのもいいだろう。

それで,すっかり[GADV]-タンパク質ワールドにはまり込んでしまい,GW最後の仕事として以下に資料の追加を開始した。今後もタンパク質の高次構造予測に配慮するなど充実させていきたい。