時代は読脳術へ
今夜見たNHKのニュース(すぐ見れなくなるでしょう)とその関連ニュース。
NHKのニュースには,以下のブログ記事で紹介した日立製作所フェローの小泉英明さんが登場していた。
脳血流という現象で脳の意思を汲み取ろう(あるいは自分の意思で脳血流を変化させて外部にそれを伝達する)というもので,X線回折などで固体の結晶構造を知ろうという技術と似ている面もある。別記事,
をさらに進化させた成果でもあるが,このような脳研究における新しい技術は“朗報”であると同時に使い方によっては,おかしなことも起こりうるのでSTSの発想で見守っていく必要がある(上記「子どもの脳研究」もそれを踏まえたものである)。
たまたま,今日の文部科学省の新着情報に,
というのがあるのだが,検討経過報告の『教員免許更新講習のカリキュラムイメージ(案)』の講習内容中には,“脳科学、メンタルヘルスの最新情報”という項目を見ることもできるのである。
2006/12/09で取り上げた弘文堂「現代倫理学事典」の項目『道徳教育』に書かれていることも踏まえながら,新しい技術を上手に活かしつつ個々人の脳のすばらしさを認識しあえるようになれたら,と思う。