水俣で得たもうひとつの「科学とアート」

新潟県が開始した新事業の水俣市視察研修の参加者募集に応募したところ当選(?)し,この20日から22日まで水俣を訪れて原田正純さんのおっしゃる『現場』を見ることができた。

水俣病に関する書籍やテレビ番組で見知った方々の肉声を聴き,風景を目の当たりにし,その貴重な経験を反芻しているところである。
特に「ほっとはうす」で施設長の加藤タケ子さんの熱意あふれる話を直に聴けたことは大変な収穫だった。で,昨夜,

の録画を見直したのだが,今回の旅の意味をさらに広い視点で捉え直すことができた。
上の番組の中にもある「ほっとはうす」で作られている押し花のしおりを記念にいただいてきた。科学の影の部分の影響で思うように動かなくなっている手で,日々美しいものを作り出そうという営為に心打たれずにはいられない。