PDB今月の分子ヴォールト(ボルト)ほか
昨日新規データチェックのためにRCSB PDBに行ったら今月の分子が更新されていた。2009/01/16にも取り上げたヴォールト(ボルト)である。

ヴォールトの部分構造(First entry, chain A-M)2zuo;再掲
※トピックス分子(生活環境化学の部屋)に構造掲載
- Molecule of the Month(PDB,2009/06),Vaults|ヴォールト(PDBj)

私にはどうしてもシェーカーに見えてしまうのだけれど,みなさんはいかがでしょう。タンパク質が多数集まってこのような構造体を造ってしまうことに,いつもながら驚嘆させられる。以下のページで集合する様子を動画で見れるほか,集合状態のPDBデータもダウンロードできるのがうれしい。

再掲になるが以下のページも参照されたい。
- 大型放射光施設スプリング8による高等生物内巨大タンパク質ボルトの構造決定の成功について(プレスリリース)(SPring-8,2009/01/16)
- Structural snapshot shows monster protein(RSC,2007/12/07)
- 大阪大学大学院:理学研究科生物科学専攻:蛋白質結晶学研究室
次に昨日公開のPDB新規データでは,通例のおむすび型(プリズム型)のP450と違って隙間の大きいデータが目についた。

P450 170A1(CYP170A1)3dbgのChain A;下部が大きく開いている
(放線菌の一種ストレプトマイセス・セリカラー由来)
放線菌と言えば抗生物質など有用物質を産生してくれたり残留農薬を分解してくれるなど貴重な存在だが,そこにおいてP450群が重要な役割を果たしている。