重力の重い存在と8/8のサイエンスカフェにいがた
今朝の朝日新聞科学欄に『見えない世界に潜む美 これって科学? それとも アート?』という記事があり,何枚かの写真が出ていた中に,2009/07/31ほかで紹介した若田光一さんが国際宇宙ステーション(ISS)の実験棟「きぼう」で行ったタンパク質結晶化と関係する画像が載っていた。
その若田さんがスペースシャトルから降り立ってすぐ歩いていた映像には驚かされたが,やはり自然界の4つの力の内の重力はあなどれない。
- これからリハビリ45日間…若田さん、なお激務(朝日,2009/08/01)
- 若田さん会見『月、火星も行きたい』 久々重力 座ると痛い(東京新聞,2009/08/03)
- 骨量減少・尿路結石予防対策実験(ビスフォスフォネート剤を用いた骨量減少・尿路結石予防対策に関する研究)(JAXA,2009/07)
※参考:Bisphosphonate - Wikipedia | Alendronic acid
ISS滞在中は骨粗鬆症治療薬のビスフォスフォネート剤も実験的に服用していたとのことで,上掲解説中のアレンドロネート分子を組み立て,さらに同分子を含む生体分子を探して以下で参照できるようにした。
アレンドロネートを含むPDBsumデータ2f92より
(アレンドロネート近傍にZnイオン3個結合)
ふだん気付かないが,私たちは地球という環境にどっぷり浸かっているのだと気付かされる。そのことを意識しつつ夏の1日宇宙の不思議なありように思いを馳せるというのはいかがでしょう。4日後に迫ったサイエンスカフェにいがたに是非ご参加いただけたらと思う。
世界天文年2009&天体望遠鏡400年
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※追記(2009/08/26):漆原さんのブログにビスフォスフォネート服用のことが記載されました。