弱者としてのこどもと環境問題の被害者

ecochem2004-12-26

2004/10/25の日記で紹介した,雑誌掲載論考『生命を考える家庭科』に,今読んでいる,

の文章を追記
“高等哺乳類としての人間の新生児が、他の哺乳類にはない非常な無力さをもった特異な存在であることは、よく知られています”とあるが,生まれてすぐ歩くこともできず,柔らかい腹部を無防備に出して泣き叫んで自分を狙う肉食動物を呼び寄せるような行動(それもかなり長期に及ぶ)はまさに不思議な存在で,完全なる周囲の庇護を前提にしていることは疑う余地がない。
今,そのことが忘れ去られ,社会という荒野にこども達が無防備に投げ出されているように感じてしまうできことがしばしばあるのはやり切れない思いである。