2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

有害化学物質の生体内での動態を追求する

本ブログ記事, 「今年の化合物」はビスフェノールAとPDBデータ2E2R で紹介した研究が今日届いたニュースレターに掲載されていた。 松島綾美・下東康幸,『エストロゲン関連受容体γ型(ERRγ):ビスフェノールA が非常に強く結合する自発活性化型核内受容体…

中国製加工食品中のメタミドホスで中毒

中国製ギョーザで10人中毒症状 農薬検出 千葉・兵庫(朝日,2008/01/30) 参考:Googleによる“メタミドホス”ニュース検索結果 メタミドホス(methamidophos)はサリンに似た分子構造をもつ有機リン系の農薬で,どうしてこんなものが高濃度で入っていてそれが…

Googleの新検索で見るminamata

Google、検索結果の新しい表示方法の「お試し版」を公開(ITmedia,2008/01/29) というニュースを見て, Check out Google's latest ideas (Google) を試してみた。まだ日本語は受け付けないので“minamata”をキーワードにして検索した結果が以下になる。 「…

サイエンスアゴラ2007開催報告

昨年11月のサイエンスアゴラ2007の開催報告が一昨日公開されていることに気付いた。 サイエンスアゴラ2007開催報告(PDF版20頁) ユニークなメンバーが集まったと改めて思う われわれのイベントもクリスタルの写真とともに紹介 サイエンスアゴラ2008が2008/1…

4×5+1のIgMをつかまえた!

毎週恒例のRCSB PDB新データのチェックで見慣れない五角形の星型分子が目についた。2rcjを見るとなんとIgM(免疫グロブリンM)ではないですか! 拙著「動く分子事典」新版ではp.257に免疫グロブリンの記載があり,IgA・IgD・IgE・IgG・IgMの5種類のうち前4者…

強敵エボラウイルスを無毒化

朝のニュースを見ていたら,本ブログでも時々取り上げている東京大学・河岡義裕先生(研究室サイト)によるまた大きな仕事が紹介されていました。 感染しないエボラウイルス(NHK,2008/01/22) …明日URLが変更されるか消去されます。 エボラウイルスを無毒…

生体分子を1分子単位で見る:GFP利用から直接観察へ

今日見ていたニュースの中に,緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見で知られる下村さんのことが5ページにわたって紹介されていた。 【知の先端】発光生物学者・下村脩さん 緑色蛍光タンパク質を発見(産経,2008/01/14) 2006/05/03の記事で紹介した書籍, 楠見…

2月は2回にわたって新宿のカフェに進出(オフも計画中)

昨年11月のサイエンスカフェ2007では多くの方々と知り合うことができたが,その縁の中からお話をいただいて来月の3日と24日に新宿で開かれるサイエンスカフェでお話をさせていただくことになった。 OZONE情報バンク特別企画展示「暖かく・涼しく 暮らす家」…

「薬理学電子教科書」のURL変更から

「生活環境化学の部屋」のいろいろなコンテンツからリンクさせていただいている下記サイトの運営者のお一人からURL変更のメールが届いた。これまで大阪大学のサーバに置かれていたものが,プロバイダのサーバに移されたことになる。 薬理学電子教科書(上)…

PDBデータの画像の2008年カレンダーはいかが?

以下のページでPDF版カレンダーをダウンロードできます。1年間生体分子を眺めるというのも一興です。 2008 Calendar Now Available (RCSB PDB) 同じページでダウンロードできる以下のレポートもPDBデータの画像が多数。例えばp.4の図はprionで,見てすぐわか…

あけましておめでとうございます(DBは休まない)

2008年も3日目になりましたが,新年のご挨拶を申し上げます。 2007年の自作サイト「生活環境化学の部屋」はトップページだけで35,499件,1日平均97.3件のアクセスをいただくことができました。 今年はどんなニュースになる新分子や話題となる生体分子が登場…