大人との違い

最近の環境ホルモン研究から

お世話になっているメルマガの最新号, NPO Science Communication News - No.183 2007年 4月 9日号*1 に環境ホルモン研究の現状を紹介する資料が。 第18回内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会議事録(厚生労働省,2006/03/14) 参考:同資料のGoo…

インフルエンザ薬タミフルの問題

ここ数日来,タミフルを服用したこども達の異常行動が問題になっており,昨日になって厚生労働省からも注意喚起が出された。 インフルエンザ治療に携わる医療関係者の皆様へ(インフルエンザ治療開始後の注意事項についてのお願い)(厚生労働省,2007/02/28…

こども達は日本の社会で真に歓迎されているのか

いくつかのニュースなどから。 日本の総人口1億2775万人 国勢調査で初の減少(朝日,2005/12/27) 平成17年国勢調査(総務省) | 全国・都道府県・市区町村別人口(要計表による人口) 結果の概要(2005/12/27) 初の人口減少 出口見えぬ少子化(東京新聞,…

小児用HIV/エイズ治療薬の開発を求める運動にご協力を!!

2005/11/14に書いたように12月1日は世界エイズデーで,その前後に各地で様々な催しが開かれている。そのような中, 国境なき医師団日本 必須医薬品キャンペーン ニュース にもエイズ関連の記事が多数掲載され,特にこどものHIV/エイズ患者について以下のよう…

環境汚染物質のこどもへの影響に関するEPA発表の資料から

1つは「発がん性物質のリスク評価に関するガイドライン(発がん性ガイドライン)」と「発がん物質への若年期の曝露による感受性の評価に関する補足ガイダンス(補足ガイダンス)」についてで, EPA 環境汚染物質の発がんリスク評価に関する2つの文書を公表…

地球が宇宙になる

地球は宇宙の一部なのだけれど,“宇宙旅行”という語に象徴されるように人間は時々線(その境界をどう引くかはまた諸説あって大変!)を引いてしまう癖があるようだ。 しかし,2005/03/17の地下鉄サリン事件のところで書いたこども向けの防毒マスクなどは,地…

3/20で地下鉄サリン事件から10年

2005/02/08に地下鉄サリン事件の番組のことを書いたが,10年目を目前に今夜のクローズアップ現代でも放映。 地下鉄サリン事件 被害者の10年(NHKクローズアップ現代,2005/03/17) 都や国の援助も受けられず,アメリカの9.11の犠牲者・被害者に対する補償や…

野生生物やこども達にはリスクだけが

昨日環境ホルモンのことを書いたが,今朝になって以下のニュース。 シャチ集団死:死体から異常に高いPCBを検出 北海道(毎日,2005/03/06) 便利な化学物質を使うときに“リスクとベネフィット”ということ考え方を使う場合がある。例えば薬には薬効と副作用…

狂牛病にこだわったBSEの本「もう牛を食べても安心か」から見える生命の世界

2001年9月に日本国内で初めて狂牛病(BSE)の牛が発見されて以来, 狂牛病とプリオン/牛海綿状脳症(BSE) のページで今までなかったタイプの感染症の問題をトレースしてきた中ですでに何冊かの本も読んできたため,書店で, 福岡伸一,「もう牛を食べても…

タミフルで新しいタイプのインフルエンザ脳症?

インフルエンザ脳症に新タイプ、大阪で子供6人死亡(読売,2005/02/24) インフルエンザ治療薬タミフルの副作用か(さびしい避難所,2005/02/24) 「インフルエンザ発症後急性死亡児に対す調査」(平成15年 大阪) インフル脳症とは(小さないのち) タミフ…

まだまだ有害な人工化学物質は

弘前にいた頃は徒歩と電車と自転車で用が足りていて,自動車の免許も持っていなかった。小さかったこども達の保育園への送り迎えも自転車かそり(吹雪の中,防寒着の上をマフラーでグルグル巻き)だったのを思い出す。 新潟に来て不便で免許をとって車通勤に…

「子どもの心」の専門医養成へ

今朝の新聞記事から。 「子どもの心」専門医養成 虐待・不登校に厚労省方針(朝日,2005/01/31) “問診やカウンセリングに時間がかかり、患者数がこなせないため現在の医療制度では保険点数が稼げない”という問題から。身体の方も使う薬の種類・量や注射など…

2004年の世界エイズデー

12月1日は世界エイズデー。HIVとエイズのページ(3D分子参照にはChimeのインストールが必要)には,この3日間通常の2〜3倍ほどのアクセスがあり,関心の高まりを感じる。 詳細は上記ページに譲るが,エイズデーの情報を検索していたら,国境なき医師団のペー…

「男」と「女」,「男の子」と「女の子」

先日放映された, 女性の医療を見直す(NHKクローズアップ現代,2004/11/18) は,男女で共通の器官等の病気については従来男性の研究結果などを女性にも適用してきたことの問題点がわかってきて,女性に対する医療を見直し(性差医療)が少しずつ進められて…

薬の使用もこどもには気をつけて

今日のYahoo!ニュースから。 子供への投薬で臨床試験義務化=治療の安全確保へ−EU(2004/09/30) 市販薬でも小児は大人の半分といったラフな使われ方をしてきたが,こどもは小さな大人ではないというのが最近の考え方。からだがつくられる成長期にある上に,…