2004-01-01から1年間の記事一覧

水俣病関西訴訟最高裁判決で行政責任認定

判決の第一報が出ました。 水俣病関西訴訟:国と熊本県の行政責任を認定 最高裁(毎日新聞) 最高裁、国と熊本県の責任認める 水俣病関西訴訟(朝日新聞) 最高裁 水俣病の行政責任認定(NHK) …動画あり 水俣病関西訴訟、行政の責任認める(TBS) …動画あり

数式の表示練習

◎温暖化に関連して:地球表面温度の導出 単位時間(1秒間)に地球に入射する光エネルギーは,地球全体から放出される赤外放射量は,より, 参考 数式の表示(はてなダイアリーのヘルプ) Canada式 医学用語変換辞書/変換例(ギリシャ文字のスペル入力)

水俣病関西訴訟の最高裁判決は明日

今日のNHKクローズアップ現代は,明日で言い渡される水俣病関西訴訟の最高裁判決を前に, 水俣病と認めてほしい が放映された。“水俣病は終わっていない”という言い方があるが,番組の中では“終わらない水俣病”という語が用いられていた。胎児・幼児の頃に摂…

成田税関の覚せい剤情報から

成田の覚せい剤押収は最悪ペース 1−9月だけで昨年の2倍(京都新聞,2004/10/08) だんだん手口が悪質化していくのが,同税関のページでわかる(このサイトの情報は以前から充実している)。 ザ・密輸(このURLは変更になる可能性あり) 画像はこの資料中…

シトクロムP450タンパク質のCG

10/04の日記に書いた先日の東京の学会で,発表したのが標題のタンパク質のデータ集を公開した話。 P450データ集メニュー P450部分データ集(3D分子参照にはChimeのインストールが必要) 体内で解毒などの大事な働きをしている一群で,“おにぎり型”や“プリズ…

ラグビー観戦

連休前半にどうにか遅れていた仕事を一段落させ,今日は自転車で新潟スタジアムまで行ってラグビートップリーグのクボタ×日本IBMを観戦。写真はハーフタイムであった地元のラグビークラブの小学生によるラグビーボールをバトンにしたリレー。 高校の体育でラ…

2004ノーベル平和賞は森林保護活動に!

平和賞は,環境問題に取り組んできたケニアのWangari Maathaiさんで,アフリカ人女性では初の受賞とのこと。 The Nobel Peace Prize 2004 ノーベル平和賞:ケニアの女性マータイさんに 環境保護で(毎日新聞,2004/10/08) 人間が台無しにしてきた自然環境。…

核は当分拡散し続ける?

今日のNHK総合「クローズアップ現代」は, 核拡散は防げるか 〜IAEA事務局長に聞く〜 学生のときの研究テーマだった“拡散”現象は,物質は濃度が高い方から低い方に移動するという単純明快な原理で起きる。これを人為的に止めるには大変なエネルギーが必要な…

2004年のノーベル賞(2)

今日は化学賞の発表。残念ながら日本人の受賞はならなかったが,生体分子の生と死に関わる研究に対して授与。 ノーベル化学賞、チカノバー博士ら3人に(朝日,2004/10/06) Press Release: The Nobel Prize in Chemistry 2004 The Nobel Prize in Chemistry…

2004年のノーベル賞(1)

先ほど発表になった物理学賞は,「強い相互作用(強い力)」に関する研究に。画像はそのノーベル賞財団の解説ページ, The Nobel Prize in Physics 2004 - Information for the Public にある自然界の4つの力の説明図。きれいなイラストで,こどもの絵が入っ…

アオゾの丸善

10/02-03と学会があって上京(プログラム参照;表題にある以外にも,HIV関係の話題があったのが印象的)。初日は午後からだったので,午前中は先月オープンしたばかりの丸の内オアゾにある丸善で本漁り。Internet Watchの記事(2004/09/13)には“在庫数120万…

こどもタンパク質

DNAの画像はすでに出たけれど,タンパク質第一弾は“最小のタンパク質”シニョリン。昨日の話しのつながりで言えば“こどもタンパク質”になるだろうか。 10個のアミノ酸からなる「最小のタンパク質」の創製に成功(産業技術総合研究所,2004/08/10) …図2はこ…

薬の使用もこどもには気をつけて

今日のYahoo!ニュースから。 子供への投薬で臨床試験義務化=治療の安全確保へ−EU(2004/09/30) 市販薬でも小児は大人の半分といったラフな使われ方をしてきたが,こどもは小さな大人ではないというのが最近の考え方。からだがつくられる成長期にある上に,…

スーダンのこども達

昨日のNHK総合TV「クローズアップ現代」は, 遅れた国際支援 〜スーダンで何が〜 “国連が「最悪の人道危機」と呼ぶアフリカ・スーダン”とあるが,民族問題と石油利権問題を背景にした大量虐殺にともなう大量難民の発生で,また多くのこども達の苦しみと悲し…

農薬空中散布は減っていくのか

反農薬東京グループ掲載のニュースから。 農薬の大気・土壌・水への汚染の規制強化〜環境省、気中濃度調査実施へ(2004/09/25) 農薬空中散布は問題点がいろいろ指摘されていながらなかなか規制が進まない。記事にあるように解決に向かうことを期待したい。 …

35億年の駅伝

医学生が書いたということで話題になった, 駒沢伸泰「遺伝子の宿題 医学生が学んだ生命の不思議」(PHP研究所) …bk1情報 の帯には『35億年の旅人が、ぼくに教えてくれた大切なこと』と記され,p.141には以下のような記述がある。遺伝子の意味、生命の意味…

NHK「出生率〜女と男・支え合う未来へ〜」

NHKスペシャル「63億人の地図 第7回 出生率〜女と男・支え合う未来へ〜」を今放映中。若い人たちにこどもを産み・育てることの意味・メリットがなくなっている?

ダ・ヴィンチの画集をめくりながら

仕事の合間に先日入手した, 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 全絵画作品・素描集 1452-1519」(bk1情報) をめくる。気分的に自然光のもとで見たいので,休日の楽しみということになる。 学生時代,学外の先生による集中講義だった教養の美術で,ギリシャ美術,…

薬物問題ではやはりこども省が必要では

先日も書いたドラッグの問題,今日はasahi.comに, 「脱薬物」教育にモデル 再犯防止に向け法務省作成へ(2004/09/25) と法務省関連の記事。Googleの, “薬物 OR ドラッグ”のgo.jp指定検索結果 でわかるように,多くの省庁等がそれぞれの立場で関わっている…

インターネット・アーカイブのこと

世界中のWebページを定期的に収集しているインターネット・アーカイブ代表へのインタビュー記事がasahi.comに掲載(2004/09/22-24)。ネット情報は人間の脳の中身をぶちまけたようなもので,光もあれば影もあるけれど,それを時系列で記録して振り返ることが…

小学校でエイズをとりあげる

京都新聞のニュース。 エイズをテーマに性教育講座 滋賀県安曇川の広瀬小(2004/09/25) 岩波科学2004年8月号の特集『感染症と現代社会』を読んで日本のHIV感染者の増加が気になり, HIVとエイズ を立ち上げたのが先月。リンクにはエイズってなあに?(かが…

循環する生体分子

昨夜から, 「岩波応用倫理学講義1 生命」(岩波書店) …bk1情報 を,まずは池田清彦さんの『生きとし生けるものの倫理』から読み始める。と言っても,読み終わるのはいつになるか。 池田さんの文章は,何れこの日記で触れることになる生体分子の話の入門的…

こどもの時に見た風景

誰にでも物心ついてからこれまでに見た忘れられない美しい光景というのはあるのだろうけれど,私は小さい時に見た越後早川の絢爛豪華な夕焼けがその一つになっている。頭の中でどんどん美化されることもあって,その後それ以上の夕焼けは見ていない。 掲載写…

いたちごっこの脱法ドラッグ

今日のasahi.comのニュース, 脱法ドラッグ対策強化、独自実験で麻薬指定へ 厚労省(2004/09/22) に,脱法ドラッグの例として,5-MeO-DIPT(5-methoxy-N,N -diisopropyltryptamine;通称フォクシー)があげられている。ドラッグもこども達を脅かす大きな問…

今夜のNHKの放送と最近読んだ本から

夜7:30〜のNHK総合TVクローズアップ現代は, 学力格差 拡大をくい止めろ でゲストは苅谷剛彦さん。 こどもたちにとってどのような教育が望ましいのかという問題は,ずっと解決のつかないものなのだろうか。以下は比較的最近読んだ本の中から(リンクは出版社…

小児に対する抗うつ薬のリスク

昨日の SciCom News 速報版 No.51Vol.2 でアメリカにおける【小児科での抗うつ薬処方の問題】に言及。探し出した関連情報は以下のとおり。抗うつ薬の登場は,当事者にとって朗報であるが処方には注意が必要ということは繰り返し言われている。 小児に対するS…

こども達を襲う化学物質の問題

今年に入ってからの気になる標記関連ニュースを環境ホルモン情報からピックアップ。ただし,リスクとベネフィットのことを考え冷静に読み取っていただきたい。 子どもと化学物質 〜解明進む健康への影響〜(NHKクローズアップ現代,2004/02/05) へその緒か…

バナーを作成

リンクの際にご利用ください。

こども省スタート

化学物質などによる環境問題,ネットの問題,教育問題,少子化,虐待,…。こどもたち(胎児,乳児を含む)の置かれている情況はあまり好ましいようには見えない。 対策が必要な問題は,例えば省庁による縦割り的なやり方では限界があるように以前から感じて…