環境

2006/02/18に東京で「水俣病経験を次世代に伝えるセミナー」

関連ブログに同報で。 水俣病について環境省主催のセミナーが開催され,水俣と新潟の語り部の方も講演されます。先着150名の受け付けになっています。 水俣病経験を次世代に伝えるセミナー 〜公式確認50年の節目に〜(東京都千代田区丸の内・東京商工会議所…

今日深夜NHKで「水俣病」アーカイブス

今日深夜のNHK総合TV「NHKアーカイブス」(2005/01/23[22深夜]・00:00〜01:20放映)で水俣病の番組が2本放送されます。 NHKアーカイブス 『日本の素顔「奇病のかげに」』(1959年放送) 『特集ドキュメンタリー「水俣の17年」』(1972年放送)

温暖化防止のための新サイト

2005/11/24に書いた科学技術社会論学会第4回年次研究大会における有機スズ化合物に関する堀口さんの講演と同じセッションでの, 吉岡斉,『地球温暖化防止政策』(【WS】世紀転換期日本の環境政策の変化の歴史的検証) の中では,日本で温暖化防止政策がいか…

「サステナビリティの科学的基礎に関する調査」報告書

286ページ全文をダウンロード可能。あとがきは『科学技術コミュニケーションとしての本プロジェクトについて』。 「サステナビリティの科学的基礎に関する調査」報告書(RABS) 温暖化 世界の研究者が報告書(NHK,2005/11/06) 余談で,温暖化については, …

気象庁の「異常気象レポート2005」が公表

今ほどasahi.comに出たニュースから。 日本周辺で大雨増加、地球温暖化の影響初めて確認(朝日,2005/10/28) 異常気象レポート2005 「異常気象レポート2005」の公表について」(気象庁,2005/10/28) 5年ごとに出すレポートということで,温暖化以外にもい…

この酵素の入った洗剤は?

ちょっとクイズ風に(当たっても賞品は出ません!)。 昨日仕事の帰りに買ってきた雑誌バイオニクスの2005年10月号の特集は,「極限環境で活躍する微生物」。その中の1つが, 伊藤進,『アルカリ酵素はいかにアルカリ環境に適応してきたのか』 で,アルカリ…

チェルノブイリのこども達

今日のニュースから。広島や長崎,あるいは多くの核実験場の経験などを含めても,まだまだ核の影響(家畜や野生生物に対するものも含めて)は人知の及ばない部分が多いのだと改めて思う。 チェルノブイリ事故の被曝死者4千人 IAEAなど報告(朝日,2005/09/0…

環境省の環境学習関連資料データベース更新ほか

拙作サイトと拙著2点も収録してもらっている環境省のデータベースが一昨日更新されました。キーワード“本間善夫”で検索可能です。 化学物質と環境に関する学習関連資料データベース 「化学物質と環境に関する学習関連資料データベース」の更新について(環境…

南極のオゾンホール拡大と関連ニュース

今ほど出たNHKのニュースと,最近の紫外線に関係するニュースから。 オゾンホール 過去最大に(NHK,2005/08/31) South Polar ozone hole makes big comeback(ESA,2005/08/30) …右画像 同(アナウンス) 増える日本人の皮膚がん、男性も紫外線対策を(日…

アスベストとサリン

2005/03/20にサリンを題材に生きづらくなっている地球のことを宇宙服が必要になりつつある状態ということで書いて,その場合こどもサイズも必要ということにも触れた。 子供向けNBC緊急避難用マスク(興研) というのがあるのだけれど,この会社ではアスベス…

パラベン

化粧品防腐剤、紫外線で老化促す作用 京都府立医大調査(朝日,2005/08/25) というメチルパラベンに関するニュース。以前,家のこども達の化粧品(?)が洗面所にあるのを見たら,成分が「パラベン」しか出ていなくて,一瞬,クスリクソーバイと思ったこと…

はてなマップで見るアスベスト問題と新潟水俣病

加害者が特定されないのが環境問題で(例えば温暖化は誰もが加害者であると同時に被害者になりうる),特定されているのが公害と区別される場合がある。 今年の6月末にクボタが従業員の健康被害を公表して以来,他の多くの企業からもデータが公にされるなど…

命あるときに…

昨夜佐渡に渡って佐渡市市民環境大学の講義 佐渡の環境問題 受講者は23歳から84歳までと幅広いため,ウェブカメラやアニメーションも活用して話したけれど,どの程度理解してもらえただろうか。120分のうち30分を質問の時間にしたので,少しは多様なニーズに…

生物濃縮などを考えるアクセサリー

以前から考えていた小道具を試行錯誤してようやく作成してページに公開。 Log Pをポケットに! 生体内で起こっていること(例えば胎児の発生過程など)の一端を視覚的に理解するきっかけになればと思う。 有機分子の構成元素と色立体(要・Chimeインストール…

地球とコマと二酸化炭素

“宇宙のエネルギーは一定”という語をGoogleで検索すると,今日時点では14件だけなのでこれが15件目になるはず。 マクロの世界からミクロの世界まで,エネルギーはその形を変えてもその総和は変わらないということ,種類によって計算式が異なるけれど(例えば…

サイエンスZEROでポリ乳酸の話題

今夜放映された, NHK教育TV サイエンスZERO「植物からプラスチックを作れ」(2005/06/11放映,再放送予定あり) では,予想以上に多くの製品に使われるようになった生分解性プラスチックの代表例,ポリ乳酸(PLA)の話題が中心であった。トウモロコシなどの…

バイオレメディエーションとファイトレメディエーション

毎年,米の収穫時期に問題になるのがカドミウム汚染米。鉱山から流れ出るなどして水田の土壌に含まれたカドミウム(Cd)が米に吸収されるもの。 食品に含まれるカドミウムについて(厚生労働省) 主にこのカドミウムや鉛などの重金属を吸収しやすい植物を使…

今夜11:30から『環境ホルモン問題をどう伝えていくのか』

今夜の番組情報を取り急ぎ。 - ◎NHK教育TV土曜フォーラム 2005/05/28,23:30〜0:40 『環境ホルモン問題をどう伝えていくのか』 岡崎バイオサイエンスセンター教授…井口泰泉 残留農薬研究所生物毒性研究室室長…青山博昭 住友化学生物環境化学研究所主席研究員…

化学物質の負の側面とこども達

2005/05/01の日記にベトナム戦争でアメリカ軍が散布したダイオキシン類を含む枯葉剤の影響が世代を超えて及んでいることを書いたけれど,今日は以下の国内ニュース。 カネミ油症:患者の2世、5割に症状 深刻さ浮き彫り−−市民団体調査(毎日,2005/05/25) …

昨日は初めて佐渡市へ

佐渡は何年ぶりだろう。昨年3月に全島の市町村が合併して佐渡市になってからは初めてになる(日本語変換も再教育)。用事のある佐渡市役所がどこにあってどうやって行くのか調べなければならなかったというところも新しい市なればこそ。 片道はフェリーにし…

気象庁の紫外線予測開始

先月予告のあった気象庁による紫外線情報がスタート。初日の新潟はUVインデックス最高値が12時(右図)の7。予報では明日は8程度にまで上がりそう。 紫外線予測、HPでスタート 気象庁(朝日,2005/05/13) 紫外線情報(気象庁) 紫外線の影響については,200…

ナノ学会とナノテクノロジーの環境問題

ナノチューブと五角形(要・Chimeインストール) 包接化合物/カリックスアレーンとチアカリックスアレーン(同上) ※下のアニメはカリックス[6]アレーン + C60(フラーレン) といったコンテンツを公開しているせいか,ナノ学会には所属していないのに先月…

環境汚染物質のこどもへの影響に関するEPA発表の資料から

1つは「発がん性物質のリスク評価に関するガイドライン(発がん性ガイドライン)」と「発がん物質への若年期の曝露による感受性の評価に関する補足ガイダンス(補足ガイダンス)」についてで, EPA 環境汚染物質の発がんリスク評価に関する2つの文書を公表…

胎児性水俣病の研究が進むことを望む

2004/10/14に取り上げた水俣病関西訴訟の最高裁判決後の国の水俣病対策が注目されているが,一昨日の環境省の発表を受けて,各報道機関からいろいろなニュース・解説が出ている。多くの被害者を出しながら,日本の水俣病研究は遅れている面もあると指摘され…

新刊「現代デザイン事典 2005」

昨夜遅く横浜から戻ったら届いていた本。 「現代デザイン事典 2005年版」,平凡社(2005) …bk1情報 数年置きに買うようにしているが,項目「情報」を新設ということで即発注しておいたもの。WWWやブログ,ソーシャル・ネットワーキングという語が盛り込まれて…

地球が宇宙になる

地球は宇宙の一部なのだけれど,“宇宙旅行”という語に象徴されるように人間は時々線(その境界をどう引くかはまた諸説あって大変!)を引いてしまう癖があるようだ。 しかし,2005/03/17の地下鉄サリン事件のところで書いたこども向けの防毒マスクなどは,地…

野生生物やこども達にはリスクだけが

昨日環境ホルモンのことを書いたが,今朝になって以下のニュース。 シャチ集団死:死体から異常に高いPCBを検出 北海道(毎日,2005/03/06) 便利な化学物質を使うときに“リスクとベネフィット”ということ考え方を使う場合がある。例えば薬には薬効と副作用…

環境ホルモン胸騒ぎ

今夜のNHK教育テレビ, サイエンスZERO は,『絶滅危惧(きぐ)種はなぜ増える 忍び寄る化学物質汚染』。“環境ホルモン”の名付け親の一人でもある井口泰泉さんが出演されていた。 井口泰泉,「環境ホルモンと野生動物の異変」,少年写真新聞社(2001) 井口さ…

狂牛病にこだわったBSEの本「もう牛を食べても安心か」から見える生命の世界

2001年9月に日本国内で初めて狂牛病(BSE)の牛が発見されて以来, 狂牛病とプリオン/牛海綿状脳症(BSE) のページで今までなかったタイプの感染症の問題をトレースしてきた中ですでに何冊かの本も読んできたため,書店で, 福岡伸一,「もう牛を食べても…

京都議定書の発効

環境省などの共催で行事が行われる。 京都議定書発効記念行事のプログラムについて(2005/02/09) 京都議定書発効記念行事 京都新聞にはいろいろニュースが載っている。 京都新聞/教育・大学・環境 また,海外では以前から気象学者によるブログが開設されて…