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オンラインジャーナル「科学技術コミュニケーション」創刊

2007/03/15に創刊が予告されていた以下のオンラインジャーナルが,それ以前に別URLで読めるようになっていたのに書き遅れました。創刊号掲載の論文タイトル・著者名とともに紹介しましょう。 科学技術コミュニケーション(Japanese Journal of Science Commu…

異分野(?)のブログが繋がる

一昨年のイヴの記事で紹介したブログ, さっぽろサイエンス観光マップ のことが,2006/11/03に著書の1冊を紹介した岡部敬史さんの手になるブログで詳しく紹介されていた。 『さっぽろサイエンス観光マップ』(大人のブログ探訪 - 日経BP セカンドステージ,…

サイエンスアゴラ2007は2007/11/23-25開催?

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今日配信された, NPO Science Communication News|No.175 2007年 2月12日号 に今後の開催が未定だったサイエンスアゴラが今年も開かれる見通しを示す記事が載っていて,早速アゴラのサイトに行ってみたら標題のように予定開催期日が記されていた。広報活動…

サイエンスコミュニケーション&バイオいろいろ

先月放映された下記番組後半のコーナーでサイエンスコミュニケーションのことが取り上げられた。 サイエンスZERO/Plus ZERO「サイエンスコミュニケーション」(NHK教育TV,2007/01/20放映,特集:驚きの冬眠パワーに迫る) この中で,サイエンスアゴラ2006…

アルツハイマー新薬情報へのアクセス状況

一昔前,NHKのテレビ番組における造語をきっかけに環境ホルモン情報を公開して現在に至っているが, アルツハイマー新薬候補tramiprosate(2006/12/15) トラミプロセート情報の動き(2006/12/17) で紹介した海外で治験中新薬トラミプロセートという名称も…

岩波ブックレット「生きる力」と脳の力

暮れに読んだ本から。 「生きる力」編集委員会 編,「生きる力 ―神経難病ALS患者たちからのメッセージ」,岩波ブックレット(2006) …bk1情報 ALSについては本ブログでも何回か取り上げているが, [ALS][書籍][生体分子][Input/Output]ALSを考える(2005/02/14…

癒し系アザラシロボット「パロ」

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今年のロボット大賞2006が決定 〜大賞は掃除ロボット、中小企業特別賞は「KHR-2HV」(Robot Watch,2006/12/22) イカを釣り、建設重機を遠隔操作! “「今年のロボット」大賞2006”展示会(ASCII24,2006/12/22) でサービスロボット部門の優秀賞を得た「パロ…

時代は読脳術へ

今夜見たNHKのニュース(すぐ見れなくなるでしょう)とその関連ニュース。 脳の血流量で電子機器を操作(NHK,2006/12/12) 日立、脳血液量の変化で機器を操作するインターフェース技術の実験に成功(CNET Japan,2006/11/06) NHKのニュースには,以下のブ…

「現代倫理学事典」に見る現代

このところ矢継ぎ早にネット書店に本を発注しているが,一昨日は以下が届いた。Webサイトを開設して以来,環境問題,生命の問題,科学技術と社会,ネットと社会など,様々なコンテンツをつくりながら勉強せざるを得なかった一つの大きな側面を集大成してくれ…

サイエンスアゴラ2006に参加して

2006/11/27の続き。 アゴラサイトには, サイエンスアゴラ2006実施報告簡易版 [PDF] も掲載され,3日間で参加者数は延べ3715名(重複含む)とのこと。これを多いと見るか,東京という場所である上に会場として未来館も含むのだからもっと動員できなかったか…

東京電力柏崎刈羽原発が排水温度データ改竄

また私たちの信頼を失う事態です。 排水温データを改ざん 東京電力柏崎刈羽原発(朝日,2006/11/30) 発電所のデータ総点検を指示 改ざん問題で経産省(朝日,2006/11/30) 東電が温排水温度を改ざん 柏崎原発、県にも報告(東京新聞,2006/11/30) 柏崎刈羽…

「サイエンスアゴラ2006」から昨夜帰着

ポスター作成とデモの準備に直前まで追われ,11/24に上京して書店や100円ショップなどを回って準備の追加。どうにか責任を果たして昨夜遅く帰着。疲労困憊なので詳しい報告は後日として, サイエンスアゴラ展示/ネットで学ぶ分子の世界 に当日用いた塗り絵…

「サイエンスアゴラ2006」に向けての準備に突入

1006/11/04に記した, 「サイエンスアゴラ2006 〜科学と社会をつなぐ広場をつくる〜」(2006/11/25-27,東京都江東区青海・国際研究交流大学村) が来週に迫り,臨戦態勢の中に某書籍のゲラが届いて頭がパニック。 アゴラ事務局からいろいろ連絡メールが入る…

札幌のSTS学会から帰着

強風と雪で欠航になるかと心配した新千歳空港から夕刻無事帰着。金曜日に札幌入りして土日が学会。 科学技術社会論学会 第5回 年次研究大会(北海道大学) いろいろあった収獲は後日書くことにして,以下は昨夜ホテルから取り急ぎアップした参加報告用ページ…

ecosci.jp「サイエンスアゴラ2006」へ!

昨日記した, 「サイエンスアゴラ2006 〜科学と社会をつなぐ広場をつくる〜」(2006/11/25-27,東京都江東区青海・国際研究交流大学村) への出展は2006/11/25-27のポスター展示と,スペースが確保できれば27日のデモコーナーでの大道芸(?)も検討している…

北朝鮮が核実験実施?

お昼のニュースによれば,北朝鮮が核実験をした模様。推移を見守りたい。 Google“nuclear test North Korea”ニュース検索結果 Technoratiによる“nuclear test North Korea”ブログ記事検索結果 YouTubeによる“atomic bomb”動画検索結果 Yahoo!ニュース - 北朝…

2006/11/11-12は北大でSTS学会

この秋は3つの学会で報告するというハードスケジュール(それも2件は北海道)で,連日準備に追われているが,ようやくそれぞれのプログラムが出揃った。今朝になって出たのが, 科学技術社会論学会 第5回 年次研究大会・総会(2006/11/11-12,北海道大学) …

新型結核菌XDR-TB

2006/08/24に書いた新規抗生物質候補プラテンシマイシンと表裏をなすような,衝撃的な新型結核菌XDR-TBのニュース。“超薬剤耐性結核菌”という恐ろしい訳を与えられている。最初は自作はてなアンテナにJANJANの記事が引っかかったもので,早速関連情報を探し…

“持続可能”から“維持可能”へ

途中まで読んでいながら夏休み中に読み終わらず,明日の環境の講義を前に早朝起きて読了。 宮本憲一,「維持可能な社会に向かって」,岩波書店(2006) | MORE INFO …bk1情報 書評例:陣内秀信,『維持可能な社会に向かって [著]宮本憲一』(朝日新聞,2006/0…

アメリカの愚行としての劣化ウラン弾

61年目の8月6日の番組。 NHKスペシャル『調査報告・劣化ウラン弾 〜米軍関係者の告発』(NHK総合TV,2006/08/06) アメリカに限らず核兵器保有国は,その生産から廃棄までの間に自国民や実験地の住民,地球の生態系に取り返しのつかない歪を与えているわけだ…

61年目の8月6日

戦争を知らない世代ではあるが,同じ時代に核兵器による被害を受けた方々と同じ時代に生を受けた人間として,どんどん薄まりつつある8月6日と9日の記憶と思いを伝えていくことを怠ってはならないと考えている。 今年も原爆による被害について,新しい知見が…

動く分子で学ぶ東京大学発のテキスト「生命科学」

明後日で自作サイト10周年。紹介が少し遅れたが,それを前にして記念資料と記念教材を公開した。 インターネットを利用した環境問題情報流通の実践とその分析(2003年時点の分析) 東京大学テキスト「生命科学」を動く分子で学ぼう! ※上画像 前者は2003年の…

「水俣病の科学 増補版」の刊行

西村肇先生の新潟水俣環境賞受賞講演(こども省,2004/11/10) ほかで紹介した,「水俣病の科学」の増補版が発刊された。同記事の写真に一緒に写っている『現代化学』に掲載された新潟水俣病の原因が昭和電工鹿瀬工場の廃液であるとする論文が補論として追加…

こども達が描いた絵,描かれた絵

先週の上京の疲れもどうにかとれてきて,用事もあったので午前中自転車で市内の書店へ。出かける前にネット書店に欲しい本の発注は済ませたので雑誌を1冊だけ買うはずが,私を目当てに出したのではないかという本がいろいろあって結局買いだめ。 その中から…

リビング・サイエンス本とSTS

成り行きで別ブログのほうに書いたのでご参照のほどを。最終節のタイトルは『一人ひとりが主役の,科学&社会をつくるために』となっている。 リビング・サイエンス本が届く(新潟県短ブログ,2006/06/15) 古田ゆかり・佐倉統,「おはようからおやすみまで…

「光るメダカ」の違法輸入

昨日も“光る”話題だったけれど,今日は気の重いニュース。 2005/08/28(右画像はそこでも示したGFPの例)にも書いた遺伝子組み換え技術応用の広がり,懸念されていた事態がやはり現実に。売る方も買う方も,自分のためだけに技術を弄ぶという風潮はどうやっ…

1/28のワークショップ(東京)

2006/01/28・12:30-16:30,東京都港区虎ノ門・虎ノ門パストラル ホテルにおいて以下のワークショップが催されます。 第2回「脳神経科学と倫理」ワークショップ「子どもをめぐる脳科学研究と関連諸領域との対話 ─乳幼児の発達研究を通して考える脳神経倫理学…

陣痛促進剤の副作用による母子の死亡例

今朝のニュースから取り急ぎ分子データも作成。 陣痛促進剤:続く被害 92年10月以降、母子127人死亡−−「考える会」(毎日,2005/12/08) 陣痛促進剤:適正使用徹底で国に申し入れへ 被害者の会(毎日,2005/12/08) 92年10月〜今年9月にかけて同会に寄せられ…

「科学技術社会論の技法」

昨日の熊本日日新聞の記事に,今年の日本エイズ学会では“水俣病やハンセン病などに関する講演”も行われたことが紹介されています。 エイズ学会 感染阻止呼びかけ 熊本市で公開講座(熊本日日,2005/12/03) 第19回日本エイズ学会学術集会・総会 エイズと水俣…

福岡伸一さんの「プリオン説はほんとうか?」を読む

先日の朝刊の新刊広告で,ここで時々取り上げている福岡伸一さんが,ブルーバックスでプリオン説に真っ向から立ち向かったことを知り,早速ネット書店で取り寄せた。 福岡伸一,「プリオン説はほんとうか? タンパク質病原体説をめぐるミステリー」,講談社…