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避難訓練とNBCテロ

今日は職場で自分の講義時間終了後に火事を想定した避難訓練にあたってしまい,ついでなので演習の中でNBCテロなど災害等の種類によって対応の仕方が異なるという余計な話をして,本題のExcelの話が多少疎かに。以下は紹介したニュースやコンテンツなどから…

温暖化防止のための新サイト

2005/11/24に書いた科学技術社会論学会第4回年次研究大会における有機スズ化合物に関する堀口さんの講演と同じセッションでの, 吉岡斉,『地球温暖化防止政策』(【WS】世紀転換期日本の環境政策の変化の歴史的検証) の中では,日本で温暖化防止政策がいか…

埋設農薬,POPs,塩素の花

今朝の朝日新聞から。新潟県でも汚染例があったとのこと。 埋設農薬、12道府県で汚染確認 本社全国調査(朝日新聞,2005/11/24) 参考:Googleによる“埋設農薬 site:www.maff.go.jp(農林水産省)”検索結果 参考:埋設農薬調査・掘削等暫定マニュアルの改定…

来月開催される糖鎖関連のシンポジウムに絡めて

2005/11/01に『注目される生体中の糖鎖』と『河岡義裕先生のインフルエンザ本』という話題を関連させて書いたが,まさにドンピシャのシンポジウムが来月開かれる。 第3回 糖鎖科学コンソーシアムシンポジウム(2005/12/06-07開催,東京都港区品川・東京コン…

名古屋の旅の記録

2005/11/11に実況を書いた先週の名古屋出張,書店と名古屋城くらいしか歩けなかったが撮った写真をページにして公開。名古屋駅のイルミネーションは大勢の人が携帯でシャッターチャンスをねらっていた。 科学技術社会論学会第4回年次研究大会に参加して STS…

「サステナビリティの科学的基礎に関する調査」報告書

286ページ全文をダウンロード可能。あとがきは『科学技術コミュニケーションとしての本プロジェクトについて』。 「サステナビリティの科学的基礎に関する調査」報告書(RABS) 温暖化 世界の研究者が報告書(NHK,2005/11/06) 余談で,温暖化については, …

「化学物質の内分泌かく乱作用に関するホームページ」正式公開

小池環境相の留任が決まった日,仮公開されていた, Official ED (Endocrine Disruption) Website の正式公開がアナウンスされた。 「化学物質の内分泌かく乱作用に関するホームページ」開設について(環境省,2005/10/31) 「内分泌かく乱作用に関するホー…

アスベスト問題ほか雑誌記事

昨夜買った雑誌2冊の中に,アスベスト問題の記事。しばらくあちこちの雑誌で取り上げられるだろう。右のように掲載されている作業光景の写真を見ると,2005/03/20の日記に書いた悪条件がまた1つ増えたことが実感できる。週刊誌の記事は,本ブログの名称とも…

アスベスト問題に対する津田敏秀さんの考察

備忘録として。 津田敏秀『アスベストと疫学 応用科学の存在考え直す時』(朝日新聞 かがく批評室,2005/09/21) 津田さんの書かれた本などは2005/05/15で紹介。疫学関連では, 「市民のための疫学入門 医学ニュースから環境裁判まで」,緑風出版(2003) …bk1…

ロボットも大変だ

本当は別のことを書くつもりだったのだけれど,以下のニュースを見て急遽変更。 パロとのふれあいによる介護予防 −認知症患者の脳機能改善に効果−(産総研,2005/09/16) このパロ(PARO)は, 人の心を豊かにするメンタルコミットロボット「パロ」 〜世界一…

青いバラとアニメgif,P450とWikipedia

先日の, 「青いバラ」初のお披露目 福岡市の緑化フェアで(河北新報,2005/09/08) という写真入りのニュースは,2004/10/12などで取り上げたP450と関係している。詳しくは,以下で。 フラボノイドの生合成経路(要・Chimeインストール) 遺伝子組み換え作…

光る動物の正体

これも今日のTBSテレビから。今なら動画も参照可能。 報道特集「光る動物たち!その正体は?」(TBS,2005/08/28) 最近の遺伝子組み換え研究等のレポート。光らせている正体は, 緑色蛍光を発するタンパク質/GFP(要・Chimeインストール)

昨日の原田正純さんの講演

昨日聴きに行った2005/08/17記載の新潟水俣病40年記念事業「新潟水俣病を考えるシンポジウム」,今朝の新聞記事に。 県主催の新潟水俣病シンポ開催(新潟日報,2005/08/21) 新潟水俣病 確認40周年(朝日・新潟,2005/08/22) 学生も誘ったけれどみんな都合…

60年目のHiroshima,Nagasaki

右写真は,2003年に広島平和記念資料館を訪れた際に(Webページに記載),中身が真っ黒になったお弁当の展示のところで,見学のこども達がメモを取っていたところ。 広島・長崎に原爆が落とされてから60年になる。両市の関係施設には膨大な記録が保存・展示…

繰り返す無為無策によるアスベスト問題

鳥取出張やら何やらで,気になっていながら書けずにいたアスベストの問題をようやく調べ始め,2005/06/11で紹介した予防原則のページに書き足していくことにした。 アスベスト(石綿)問題(要・Chimeインストール) 右写真は1990年前後に学校や研究現場では…

Miraikanフォーラム2005に参加して

2005/07/16に書いたように7/18に科学未来館で開かれたフォーラムに参加し,その記録を掲載。 Miraikanフォーラム2005に参加して 科学コミュニケーションを主題とした講演やパネルディスカッションでいろいろなヒントを得ることができた。キーワードだったPUR…

BSEが教えてくれること

先日,以前別の感染関連コンテンツのことで情報交換したことのあるブログ作者から, BSEの感染源としての代用乳(BSE&食と感染症 つぶやきブログ,2005/06/14) に書かれているシンポジウム資料を送っていただいた。以下に目次を転載させてもらう。 I シン…

青い夕焼け

火星から送られてきた息をのむ風景。 A Moment Frozen in Time(NASA,2005/06/10) …拡大画像参照可 火星の「青い」夕暮れ…NASAが画像公表(読売,2005/06/18) 青い地球の赤い夕焼け,赤い火星の青い夕焼けというところだろうか。ちょうど午前中に,2005/0…

科学コミュニケーター養成のスタート

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科学コミュニケーター養成、本格始動か(とっさ日記,2005/06/02) に書かれていた東京大学・北海道大学・早稲田大学のうち,Webにアナウンスがなかった東大についての詳細を同じ日記で紹介してくれた。 講師陣が明らかに:科学技術インタープリター養成@東…

岩波の「思想」と「科学」の2005年5月号

先週の学会で何年ぶりかで仙台を訪れ,まず駅前にジュンク堂書店ができていたので早速探訪(書籍数は新潟・紀伊國屋書店の5倍以上?)。何冊かゲットして残りは戻ってからbk1に発注。その中で新聞の広告を見ていて探して手に入れたのが, 『特集 科学技術と…

ナノ学会第3回大会の参加報告

2005/04/24や2005/05/09に書いたように,2005/05/08-10に仙台で開催されたナノ学会第3回大会に参加。自分のポスター発表の要旨を転載し,年会の様子を紹介するページも作成した。なお,私の発表は一般には認知度が低いと思われる広範なナノテクノロジーの最…

アクティブな学生・院生ブログ

袖触れ合うも他生の縁。ネットのお陰で他大学の学生・院生のみなさんと知り合えるというのも,有り難いことだと思っている。もっとも今の時代は,在学中から学内外のいろいろな研究室や企業との連携も求められているようだけれど。 Webページ開設以来,メー…

ナノ学会とナノテクノロジーの環境問題

ナノチューブと五角形(要・Chimeインストール) 包接化合物/カリックスアレーンとチアカリックスアレーン(同上) ※下のアニメはカリックス[6]アレーン + C60(フラーレン) といったコンテンツを公開しているせいか,ナノ学会には所属していないのに先月…

MRIで生きている脳を見る

海外でも大きく取り上げられているアルツハイマー病の診断に関するニュース。アルツハイマー病は認知症の原因の多くを占めるもので,誰にでも起こりうることから,その診断・治療が急務となっている。 アルツハイマー病の発症前診断へ大きく前進 - MRIでアミ…

村上陽一郎さんの「安全と安心の科学」ほか

今日は職場の入試で休日出勤。試験監督の休憩時間に以下の本を読む。 村上陽一郎,「安全と安心の科学」,集英社新書(2005) …bk1情報 新書ということでわかりやすくまとめてあり,例えば, 雑誌特集『食の安全』,科学 2005年1月号,岩波書店 など最近盛んに…

第3期科学技術基本計画の提言

先ほどネットに出たニュースとその関連資料等。 日本学術会議:第3期科学技術基本計画の提言まとめる(毎日,2005/02/17) 第2期科学技術基本計画(文部科学省) 科学技術政策研究所 未来技術年表(JST),21世紀の科学技術 日本学術会議・黒川清 会長のサ…

11/12-14の金沢学会出張

科学技術社会論学会第3回年次研究大会(金沢,2004/11/13-14) で金沢出張。 地震のため直通の特急は運休中で,行きは高速バス,帰りは高速バスの切符が取れず,JR+バスを乗り継いで帰着。高速道の長岡・柏崎間は2車線のうち1車線が補修・舗装中で,地震の…

西村肇先生の新潟水俣環境賞受賞講演

チッソと昭和電工で水俣病原因物質のメチル水銀が生成していたことを証明したのが西村肇先生。最新の有機金属化学・計算化学の手法を用いたのもので,それはつい最近のことである。最新科学を駆使しなければ証明できなかったことを裁判の争点の一つにしてい…

水俣病関西訴訟最高裁判決で行政責任認定(続き)

昨日の判決を受けて新聞各紙で様々な立場の関係者の反応を取り上げた記事や社説で,水俣病の歴史の重さと今後について報じている。 水俣病訴訟原告団、「晴れ晴れとした判決」(日経,2004/10/16) 関西訴訟最高裁判決 環境省、認定基準見直し否定(熊本日日…